「Darknet」VR空間でウィルスを操り、ネットワークにハッキング!

総評価:
酔いにくさ:
ひらめき度:

価格:1,499円(税込)[DL版のみ]
発売日:2017年03月30日
発売元:Archiact Interactive

VR専用

 

まずはこのVRパズルゲームの公式動画をご覧ください!

 

サイバースペースで繰り広げられるハッキング

 

『Darknet』はプレイヤーがハッカーとなってネットワークをハッキングするシミュレーションゲームです。

といってもあくまでシミュレーションであって、

実際のハッキングとは全く異なるゲームなので安心して楽しめます。

 

どちらかというとパズルゲームと言えるかもしれません。

一定のルールの下でネットワークをウイルスに感染させていきましょう。

 

独自のインターフェイス

 

ハッキングと言っても本作のハッキングは概念的なものです。

無数の節とそれを繋ぐ枝で構成されたネットワーク世界で、

節をウイルスに感染させ枝を伝ってさらに感染を拡大させていくという流れとなります。

そしてある程度の節を感染させることができればネットワークは晴れて崩壊、

ステージクリアとなるのです。

ちなみにプログラムの世界では節を「ノード」枝を「ブランチ」と呼んだりします。

 

まずはノードの攻略から

 

ゲームはネットワーク画面とノード画面の2つで成り立っていて、

まずはノードにウイルスを感染させるところから始まります。

 

取り合えずはノードから、が基本です。

ネットワーク画面から適当なノードに入ってみましょう。

 

ネットワーク画面をワールドマップとするなら、

ノード画面はエリアマップに行くような感じです。

 

ノード画面はマス目状に構成され、空複数の「防御システム」と1つの「核」を持っています。

ここではターンベースの自動的なパズルゲームを解く事になります。

 

プレイヤーは防御システムの1つないしいくつかをウイルスに感染させることができ、

ウイルスは周囲のマスへと感染を拡大させていくのです。

 

ただ感染したマスは随時防御システムに攻撃され、感染は中和されてしまいます。

核にウイルスが感染する前に防御システムにやられれば負け、

核にウイルスを感染させればクリアとなるのです。

 

ウイルスの感染は感染マスを中心に隣り合ったマスへ放射状に進んでいきます。

なるべく核に近い防御システムを感染させたり、

防御システムに攻撃されないところで感染を拡大させていきましょう。

 

アイテムを使えば一気に感染拡大

 

ネットワーク画面でもアイテムを使うことで様々なことができます。

特に感染が完了したノードへ「Hydras」というアイテムを使うことで、

周囲のノードへと感染を一気に拡大させることができるのです。

 

このアイテムはゲーム内通貨を消費し、

またゲーム内通貨はノードを感染させることで得ることができます。

 

シールドを解除してから感染させる

 

ノードの中には強力なシールドで守られているものがあります。

これを感染させるには「Exploits」というアイテムを使う必要があります。

 

これをネットワーク画面で打ち込むことでそのノードのシールドは解除され、

攻略可能となるわけです。

ちなみに「Hydras」はシールドで守られているノードへは感染しないので、

進行上「Exploits」の使用は欠かせません。

 

アイテムの料金は購入するごとに倍増

 

「Hydras」「Exploits」といったアイテムがありますが、

またウイルスの感染数を上げることもでき「Worms」

という「Hydras」亜種を購入することも可能です。

 

そしてこれらのアイテムは、1つ購入するごとに価格は倍額となります。

例えば最初はコスト4だったものが、

次に購入するときはコスト8、

コスト16となるといった具合です。

 

16以降は32、64、128、256と同様に倍額となっていき、

負担額もどんどん上昇していきます。

特に「Exploits」を打ち込むときには価格に注意して

ノードを選定すると良いかもしれません。

 

精力的な開発を続ける開発者

 

『Darknet』E McNeill氏による作品です。

同氏はこれまでにもRTSゲームの『Auralux』

対戦ゲームの『BombBall』などを開発し、

2014年に『Darknet』が公開されました。

 

2017年3月30日には日本のプレイステーションネットワークにも本作をリリースした状況です。

また、2016年には『Tactera』という本格的なVRでのRTSゲームもリリースしました。

2017年には『Tactera』の続編に当たるターンベースのストラテジーゲーム

『SkyLight』をGearVRで公開した模様です。

 

中でも『Darknet』は大ヒットを記録した同氏の代表的なタイトルとなっています。

精力的な活動を続けるゲームクリエイターE McNeill氏の意欲作と言えるでしょう。

 

VRゲームならではのゲームシステム

 

『Darknet』はPSVRというゲームデバイスに向けて開発されたVRゲームです。

その体験は決して通常のディスプレイでは味わえないものとなるでしょう。

実際のハッキングというよりもパズルゲームを解いていくようなゲームシステムですが、

パズル自体はさることながらアイテムの価格設定なども

組み合わさって奥深いゲームとなっています。